藤沢Y邸 落ち着いた大人のナチュラルでアンティークな家

ワークショップやギャラリーなど人が集まる家を造りたいと考えていたYさん。ハウスメーカーではその思いが上手く伝わらず、それを具現化してくれそうな工務店を探していました。 そんな時に出会ったのがsolasio。提案力が期待できそうな事、そして無垢の木の良さを丁寧に教えてくれた事がsolasioを選んだ決め手になりました。当初テイストがはっきりしていたわけではないYさんの漠然とした思いとsolasioのアイデアが混ざり合い、落ち着いた大人のナチュラルでアンティークな家という空間コンセプトが出来上がりました。 これから始まるワークショップやギャラリーなど人が集まる1階のLDKスペースは土足でそのまま上がれるよう硬めのオーク無垢材を敷きました。 リビングを土足にする事で庭とリビングをシームレスに繋げて、空間としての一体感を出しました。更にリビングの窓は大きめにして、庭を眺めながらリースやお花のアレンジメントなどのワークショップを出来るようにしました。 無垢の床材を使用している為、いずれ土足をやめようと思った時には、床材の表面を削るだけで床を新しくする事が可能。それも今回思い切って土足を選択する決め手となりました。 リビングダイニングの真ん中に鎮座するクラロウォールナットの大きな一枚板のテーブルはこの部屋の象徴のようなアイテム。このテーブルを中心に空間を彩るアンティーク家具を配置し部屋のテイストを造り上げていきました。 リビングはギャラリーとしての使用も想定していたので、作品がより映える様に一面を大きな白い壁にしました。 リビングと繋がるキッチンは、外側には木の板を鎧張りに貼り、内側は落ち着いたワインカラーに。人が集まる場所なので生活感がなるべく出ないよう収納は大きな扉で隠し、キッチンの天板はワークショップでも使うことを想定して広めの作業スペースを確保しました。 キッチンに小窓をつくり、庭で寛いでいる人と対話できるようにしたのもポイントです。キッチンで太陽の光を感じながら庭を眺める朝の時間はYさんの至福の時になりました。 これから庭を少しづつ手作りしていくというYさん。まず初めに作ったのが、家の顔になるアイアンの門扉。なんと友達4人で自分たちで鉄筋を曲げて作ったという門扉は、DIYとは思えない出来栄え。Yさんがこれから行う予定のワークショップブランドのロゴマークが門扉のデザインのモチーフにもなっています。 今後は庭にシンプルなデザインの石を貼っていく予定。次回またYさんのお宅を訪れる時が楽しみです。 やりたい事を全てやりきったと仰ってくれたYさん。人がたくさん集まるY邸は、訪れた人に驚きと安らぎを与えてくれる、そんな家になりました。

施主様からの要望

・ワークショップやギャラリーなど人が集まるLDK。
・リビングと庭を繋がりのある空間に。

コンセプト

・落ち着いた大人のナチュラルでアンティークな家。

設計のポイント

・人が室内に入ってきやすいように室内は土足で上がれるようにしました。
・土足で上がれるリビングや庭を眺められる大きな窓でリビングと庭を空間としてシームレスに繋げました。