鎌倉Y邸 偶然の出会いを大切にした愛犬と愉しく暮らす家

人と人との偶然のめぐり逢いによって生まれる何かを大切にしているというYさん。solasioとの出会いの中で新たに生まれたアイデアや発想を大切にしながら愛犬と愉しく暮らす家を造り上げていきました。
玄関ドアを開けて中に入ると、大きな土間リビングと仕切りの無いオープンなダイニングキッチンが広がります。土間は、愛犬がひんやりと涼めるように、また、コンクリの下に断熱材がきちんと入っているので底冷えしないための工夫もされています。土間空間はフルフラットになっているので掃除ロボットが活躍してくれます。サーフボードやアウトドアグッズなどモノ持ちだというYさんですが、収納が沢山ある事で生活感を感じさせない空間を実現しました。
土間から一段上がると、オーク材が張られたダイニングキッチンスペース。キッチンは土間のコンクリートと素材感を合わせてモールテックスを採用し、かっこいい雰囲気に。さらに、レンジフードや水栓にもブラックをセレクトして統一感を出しました。シックな雰囲気の中にも温かみをプラスする為に、カウンターには木を使用し、全体のバランスを取りました。キッチン用品が見えないのは、パントリー収納を充実させている為。すっきりと生活感の無い空間を実現しています。
室内を眺めた時に感じるのが、使っている色数の少なさ。壁の白そして床材等の木の色、プラスキッチンや土間、アイアンなどの黒やグレー。色数を少なくすることにより、シンプルな空間を実現しました。
リビングの大きな窓から、芝生が敷かれた広々とした庭へとつながります。ダイニングから土間、そして庭へとそれぞれの段差を少なくすることによって、愛犬が思い切り走り回ることができるように、との工夫をしました。
ダイニングキッチンの真ん中に配された存在感のある階段。圧迫感を感じさせないようにスケルトンに、そして形もシンプルなデザインにしました。階段から2階に上がった所にはセカンドリビングを配置。遠くに海が見える景色を切り取るように窓を配しました。バルコニーに出ると、ロケーションが高台という事もあってまるで天空の城から景色を眺めているかのよう。
家の外観は、室内と同じ色の組み合わせでデザインしました。シンプルな配色で、黒い大きな梁とバルコニーの手すりがファサードデザインのアクセントになっています。
愛犬との暮らしを考えた、開放感のある、そして海を愉しむことの出来る家ができました

施主様からの要望

・愛犬と愉しく暮らす家
・開放感のある家
・生活感の無い家

コンセプト

・偶然の出会いを大切にした愛犬と愉しく暮らす家

設計のポイント

・暑がりの愛犬が心地よく過ごせるように土間空間を広々と。更に、走り回ることができるように、ダイニングキッチンと土間リビング、庭のそれぞれの段差を少なくしました
・眺望を生かした、開放感のあるセカンドリビングを2階に作りました
・収納を充実させて、見えるところにモノを置かない工夫をしました