横浜S邸 木との対話を愉しむガレージハウス

これまで住んでいた家に様々な不満を持っていたという奥様。そんな奥様の心の叫びを聞いたご主人が一念発起して始まった今回の家づくり。しかしご主人、当初はさほど家づくりに興味がわかず、家の打ち合わせをするのはもっぱら奥様。そんなご主人のスタンスが突然変わったのが本物とのふれ合いでした。solasioのオフィスで無垢の木の香りや質感にふれ、今まで自分が木だと思っていたものが作られた人工物だったことを知り、本物の木というもの、ひいては家づくりへの思いを強くしていきました。それからは、今まで打ち合わせした奥様以上に、木へのこだわりを発揮し、様々細部に至るまで強い熱量でご主人も打ち合わせに参加するように。
そうして出来上がった家は、もちろん木への強い思いを感じさせてくれる家になりました。特にそれを感じられるのが広くとったLDKのスペース。
一番大きな面積を占めるLDKの床材としてセレクトしたのはチェリー材。他の材料も検討しつつ最終的にはその風合いが決め手となりこの材になりました。玄関からまっすぐ正面の壁の一部に貼られているのはレッドシダー。ご主人はレッドシダーの香りが一番好きとの事で、その香りに日々癒されているそうです。ダイニングの真ん中には大きなパープルハートの一枚板を使ったテーブルを天井から吊るし、まるで宙に浮いているかのようなデザインに。テーブルの脚がないことで、その下は子ども達の遊び場にもなっています。ダイニングとキッチンを区切る壁の中に作られているニッチもSさん夫妻がとても気に入っている部分。子供たちが作った工作や絵を季節ごとに飾るスペースになっています。ママ友や学校の友達など来客が多いSさん邸。気楽にどこでも腰かけてリラックスしてもらえるようにと座れる場所を増やしているのもSさん夫妻のちょっとした気遣いと工夫です。
奥様の一番のお気に入りの、そしてこだわりの場所でもあるキッチンは使いやすくとても大きな造作キッチン。天板が一面ステンレスなのは、掃除がしやすくいつも清潔感を保っていられるように。来客と一緒に料理をしたり、出来上がった料理をカウンター越しに提供できるのも、ちょっとカフェの様で、奥様のお気に入り。
リビングと繋がっているのが大きなウッドデッキ。晴れた日はもちろん心地よいのですが、雨の日に感じられるレッドシダーの香りもお気に入り。ウッドデッキでもリビングでもゴロンと寝転んで木の風合いと緩やかな風を感じながらウトウトするのが至福の時間。バイクが好きというご主人は、バイク専用のインナーガレージを作りました。隅にはパソコンと机を置いて仕事スペースに、まさに男の隠れ家といった風情のガレージになりました。
「最終的には、木の気持ちを感じ会話までするようになった」と語るご主人。木の風合いだけでなく、木の温かみや木の気持ちまでが伝わってくるような、そんな家になりました。

施主様からの要望

・木を感じられる家
・広いリビングと使いやすいキッチン

コンセプト

・木との対話を愉しむ家

設計のポイント

・床のチェリー、壁やウッドデッキ、ダイニングベンチのレッドシダーなど木の風合いを感じられるような場所を家の中の随所に作りました