鎌倉S邸 その眺望を生かしたリゾートな家

ご家族みんなで海外のリゾートへ旅行するのが愉しみというSさん。家にいる時もリゾートにいる時のようにゆったりとした時間をすごしたい、そんな漠然としたイメージを抱いていました。
そして家づくりと併せて進めたのが土地探し。そしてここで、運命的な土地との出会いが。高台にあって、江の島や海までも遠望できる、そんな土地が見つかったのです。
この土地に出会って、コンセプトがはっきりと固まりました。それは、この眺望を生かす事、そしてリゾートのように贅沢な時間をすごせるような空間にする事。
入った瞬間に誰しもが感嘆の声を上げてしまう玄関にまずびっくり。シンメトリーに配置されたその空間は、軽やかな階段、ちょっと洞窟のような通路、そしてその通路があるからこそ更に引き立つ、大きな窓の向こうに開ける景色など、まるで美術館のような計算された空間が広がります。
その階段を上がって目に飛び込んでくるのは、この家の象徴ともいえるこの景色。腰越の住宅街から海までを遠望できるこの眺望を切り取るために、2階をリビングに、そして大きな窓を開けました。リビングと繋がるウッドデッキを配置することや、リビングを勾配天井にすることで空間としての広がりを更に感じさせる工夫もしてあります。
この景色のおかげで、この家がまさに非日常の空間に。このリビングにいるとウグイスの鳴き声さえも普段と違って聞こえてくるかのようです。
広々とした大きなリビングに負けず劣らず、キッチンもゆったりと作られています。それは子供たちが一緒にお手伝いできるよう、すれ違う時に窮屈にならないようにという奥様の想いから。広々としたキッチンには大きな無垢一枚板の天板がよく似合います。景色をみながら料理が出来るなんてすごく贅沢!きっとお料理の味まで違ってきそうです。
当初、白い壁に木を張った明るめの外観をイメージしていましたが、様々なsolasioの施主様の家を見ることによってイマジネーションを膨らませた結果、黒い外壁に焼き杉を併せたシックでナチュラルなデザインになりました。
この家にいるとリゾートのように時間がゆっくりと流れ、朝食のコーヒーを飲む時でさえも贅沢な時間になるようです。旅行が趣味のSさんでしたが、この家が出来てから旅行に行く回数が減ったんだとか。それは、日常の生活がリゾートのようになった証かもしれません。

施主様からの要望

・眺望を生かした家
・リゾートのような家

コンセプト

その眺望を生かしたリゾートな家

設計のポイント

・2階にリビング、勾配天井、大きな窓、空間をつなげるウッドデッキなど、眺望を生かす工夫を施しました。そして、その眺望によって、リゾートのような非日常的な空間が出来上がりました。