海へとつづくホットドッグカフェ「umie」

「元々solasioの事務所があったこの場所に出会ったのは本当に偶然でした。たまたま不動産屋さんから紹介されて、まず立地よりも何よりも外観に一目惚れだったんです。」
地元の四国にいた時にも海の近くに住んでいたというT様。湘南でお店を作る際は、海の近くで海の雰囲気を感じられるお店にしたい、というイメージを持っていました。
そして、そのイメージにぴったりだったのがこの物件。solasioが元々持っていたイメージを継承しつつ、さらに飲食店らしくリゾート感をプラスしました。
お店の扉を開ける前にまず目に入ってくるのが、大きなウッドデッキのオープンテラス席。天気のいい日は湘南の光と風を感じながら、食事を愉しむことができます。飲食店をやるにあたってとても重要な客席の数。店内の客席の少なさをこのテラス席がカバーしてくれました。そして、ウッドデッキ席はペットもOK。取材時もペット連れのお客様が楽しそうに食事をしていたのが印象的でした。
店内に入ると、湘南らしく海を感じる工夫が随所にみられます。壁にはサーフボードが飾られていたり。カウンターには湘南の海の色を想わせるようなターコイズブルーのタイルが張られていたり。
更に湘南のさわやかな空気を作り出しているのが、呼吸している珪藻土の壁。オーナーのT様自ら壁塗りに参加。お店に対する愛着もひとしおです。
他にも、空間を広く見せるために壁面に横貼りされたレッドーシダーや、代官山で購入した古いミシンの脚にsolasioが天板をつけたお店のテーブルなど、お店を構成するアイテムひとつひとつにまでこだわりました。
海へのさまざまな想いを込めてお店の名前は「umie」に決定。T様がイメージした「リゾートとしての湘南らしさ」を表現した、海を感じるカフェになりました。

施主様からの要望

・リゾートっぽさを感じられるお店
・海を感じる内装

コンセプト

海へとつづくホットドッグカフェ「umie」

設計のポイント

・ウッドデッキのオープンテラスで非日常感を演出
・店内は、サーフボードや海色のタイルなど海の雰囲気を演出。