これまでに様々なガレージハウスを手がけてきたsolasio。ガレージのリニューアルを考えていたKさんは、随所にたくさんの工夫が凝らされている施工例をみてsolasioを選んでいただきました。
大の車好きのKさんが考えたコンセプトは、若いころに憧れて乗り始めた1992年製のユーノスロードスターをいじったり、洗ったり、磨いたりできるメンテナンスガレージ。
流行の、綺麗で車を魅せるようなガレージとは違う、ラフで男っぽいイメージのガレージにしたいと考えました。
全体的にラフな印象にするために効果的だったのが、ガレージの室内の壁に貼った、本来下地材に使われるOSBという材料。
板の模様がランダムで、しかも、本来必要があって板に印字されている型番などの文字までもがデザインになっていて、ラフな雰囲気を作り出すことに貢献しています。
その雰囲気に合わせて更に細かな部分にもこだわりが。元々付いていた車を洗うための水栓の周りにはレンガ調のタイルを張り、レンガの色はグレーをセレクト、全体に馴染むように工夫しました。それと色味を合わせるように鉄骨の色や照明器具、細かなネジまでも黒くペイント、全体のイメージに統一感を持たせました。
更には、車のパーツを自作してしまうというKさんのために、作業机を設置するスペースも設けました。
そして、ガレージの入り口に取り付けたのは電動シャッター。エンジンを切ると自動で閉まり、エンジンをかけると自動で開くという優れモノのシャッターをセレクトしました。
そんなガレージに悠然と置かれているのは25年前の車とは思えない程にピカピカに磨かれたロードスター。その車が一層かっこよく見えるガレージが出来上がりました。
施主様からの要望
・いじったり、洗ったり、磨いたりできるメンテナンスガレージ
コンセプト
・男の趣味の隠れ家的ガレージ
設計のポイント
・全体をラフなイメージでまとめ、男の隠れ家的な印象にしました。
・パーツを自作する為のスペースを設けました。
・車を洗うための水栓の周りは、全体のイメージに合わせてグレーのレンガ調のタイルで周りを囲み、イメージの統一を図りました。