同じ大学に4年間通ったTさん夫妻。ふたりの思い出がつまった茅ヶ崎で家づくりをすることに。様々な建築会社を回った中で、solasioの個性的な施工例を気に入っていただき家づくりがスタートしました。
はじめにTさん夫妻が出した希望は、広いリビングと変化のある空間づくり。その為、空間を効率よく使い、更に遊び心に溢れた設計を心がけました。
木製の玄関扉を開けるといきなり広いリビングが現れます。廊下スペースは作らず、その分リビングを広くしました。
キッチンを左手に見てリビングに進むと、そこには一段下がったくつろぎスペースが。この場所、実はこの家の大きなポイントのひとつ。子供たちが大勢来た時は、一段下がったこの場所が遊び場に。空間に変化がある事で子供たちも楽しそう。パパ友やママ友が来た時は、お父さんたちは、一段下がったこのスペースで寛ぎ、お母さんたちはキッチンでおしゃべり、なんて光景が見られます。段差部分に腰かけられたり、背もたれがわりになるので、椅子を置く必要がなく、リビングを広く使う事が出来るようになりました。
リビングには大きな窓がL字型に設えてあって、その窓からは周囲の緑ある景色を取り込みます。
段差スペースの奥に吊るされているのはハンモック。この場所はリビングをぼんやり眺めるのに最適の場所。家族やリビングの様子を眺めがながらハンモックにゆらゆらと揺られている時はとても素敵な時間です。
キッチンは、奥様こだわりのオーダーメイド。ステンレスの天板や収納棚の木の材質、取っ手のアイアンの質感などにもひとつひとつ丁寧にこだわりました。作業空間を広めにとってあるので、複数の人でキッチンに立っても使いやすくなっています。
T邸の空間としての面白さを作り上げている一番大きなポイントが2階に上がる階段の設計。玄関を入ってすぐ目の前に設えた階段を上がると、左右二手に分かれます。右側に行くと居室に、左側に行くと書斎のようなロフトスペースに行くことができます。ロフトに行く途中にある踊り場は、奥様のくつろぎスペース。ほど良い囲まれ感のあるこの場所で、大好きな漫画を読む時が至福の時間。この踊り場の下にあるのが、玄関脇に作られたシューズクロークなども兼ねた土間収納。空間を無駄にせず、パズルのようにスペースを組み合わせました。
ひとつの大きなリビング空間を中心に、変化に富んだ空間で遊び心溢れる家になりました。