藤沢T邸 海を愉しむ大人の隠れ家

趣味のセカンドハウスを建てようと思った際に、現地の近所にあるsolasioの「可愛らしい」社屋が気になって訪問。何度か打ち合わせをしているうちに自分の思いが伝わるのでは!?と感じて頂き、solasioで家を建てることに。
建物のコンセプトは「週末だけ訪れる遊びの基地」。生活感を徹底的になくした、遊び心溢れる家になりました。
外観はシックな黒に近いグレー。2階の一部分がはね出していて、その部分に木を貼りました。異なる素材の組み合わせですが、とてもよくマッチしています。
玄関のガラス扉を開けると、そこに広がるのはお店のようなシックな空間。
まるで洞窟のようなちょっと暗くて落ち着いた雰囲気。特に目を引くのは、グレーに塗られた壁の色。ペンキ仕上げでつるっとした質感になっているのは、軽さを表現すると共に、海から帰ってきた時、濡れたままで触っても大丈夫な様にと、機能性も考えられています。窓が少ない分、夏場はとてもひんやりとして過ごしやすくなっています。
1階の脇には、トイレとお風呂が設えてあるのですが、そこが何とフルオープン。遊び心に溢れるベースらしさを醸しています。
1階と2階をつなぐ階段の手すりに使われているのはロープ。可愛らしさとコストそしてもちろん機能性のバランスをとって採用しました。
2階に上がると、1階とはうって変わって明るい雰囲気。パイン材の床に珪藻土の白い壁。そして冬暖かくなるよう、たくさんの窓を設けリビングスペースを明るい光が差し込みます。
LDKでひときわ目を引くのが、今までに見たことのないキッチン。塊感と軽さを両立させたキッチンはsolasioの新しい挑戦。黒っぽい表面は防水性のある材料を使い左官仕上げ。素材の模様が美しく今までにないカッコいいキッチンが出来上がりました。
キッチンの脇にあるのはベッドスペース。リビングとの間は半透明のガラスブロックで区切られていて、向こう側が透けて見えるので空間に軽さを与えてくれています。作り付けのベッドの下には収納スペース。遊び心と共に機能性も考えた造りに。
徹底的に細部にまで遊び心をもって作られたTさんのセカンドハウス。遊びの達人であるTさんらしい、湘南の海を愉しむ家が出来上がりました。

施主様からの要望

・遊び心のあるセカンドハウス
・生活感の無い雰囲気

コンセプト

・海を愉しむ大人の隠れ家

設計のポイント

・洞窟のような、薄暗い壁が特徴的な1階の雰囲気は男の隠れ家の様に仕上げました
・お風呂やトイレがフルオープンになっていたりと、セカンドハウスならではの生活感の排した空間を作り上げました