「今まで見たことのないような特徴的なお店にしたい」
そんなワクワクしてくるご要望を頂き、今までの額縁屋さんのイメージをいい意味で覆すような、そんなお店を目指しました。
基本のイメージは、シックな和のイメージ。だけど置いてあるものは西洋のものが多い。だから「和」と「洋」のバランスをとって全体の空間デザインをしました。
濃い目にした床の色は、そんなバランスを考えてセレクトしたもののひとつ。他にもオリジナルの机や作り付けの棚なども、空間全体とデザインを合わせ「洋なものに合う和のもの」というコンセプトでつくり上げています。
額縁は、生活に潤いを与えてくれるもの、そういう意味で生活の必需品ではなく、ある意味少し贅沢品なのかもしれません。だからこそお店にはある程度の高級感が必要だと感じました。だけど、それがお店の敷居を高くしてしまっては意味がない。そこにも空間デザインのポイントがあります。
お店に入ってひときわ目の引く石畳の道。デザインのポイントとしてはもちろん。実は、お客さんがお店に入ってきやすくする演出でもあります。外観を出来るだけシンプルにして、目線がパッとお店の中にいくように工夫しました。
歴史ある鎌倉の地によく似合う、そんな素敵な額縁屋さんです。