横浜U邸 リゾートホテルのようなrelaxingガレージハウス

バイクにサーフィン、スキーや山登りとたくさんの趣味を愉しんでいるUさん夫妻。そんな、人生を愉しむ達人のようなUさんの家は、あたかも南国のリゾートホテルにいるような、心からリラックスできる空間になりました。
リゾートホテルのような雰囲気。それを実現しているのは、広いリビング、そしてお風呂、さらにそのふたつを繋げる中庭、これらの空間が有機的に繋がって、まるで、東南アジアのどこか、アイランドリゾートにでも来ているかのような雰囲気を醸し出しています。
玄関を入って、すぐのリビング。まず目に入ってくるのが大きなケヤキの一枚板を使ったキッチン。今までも何回か一枚板のキッチンをご紹介してきましたがU邸のものはその中でも最大の大きさ。しかし造作キッチンのデザインがシンプルな事と空間自体がとても広いために、空間を圧迫している感じはまったくなく、リビングの一部として景色の中に溶け込んでいます。
そのキッチンと繋がっているリビングダイニングスペース。ラタンと紫のベルベット素材のソファ、そして、一見絵のようにも見えるピーターリクの写真は、この空間を一層リゾートのような雰囲気にしています。
リラックスという事でいうと、大切なのがやはり照明。間接照明を含めたライティングのプランニングにもこだわりました。
そして、もうひとつこのリビングのポイント。それは開放感。天井高を高くして上の空間を取ったこと、そして、なんといっても一番の工夫は、空間と景色の抜け方。中庭に向かって向こう側に見えるお風呂まで、そしてハイサイドライトからは大きく開けた空が見える。この景色がリビングの開放感を演出してます。

この家を語るにあたっていちばんのなくてはならないもの。それが、Uさん夫妻の一番の要望だったお風呂。それは、露天風呂にでも入っているかのような、そんな気持ちよさを感じさせてくれます。そして、それを演出してくれるものが、なんといっても、そこから見える景色。窓はお風呂に入った状態で全く見えなくなるように収納が可能。だからそこから見える景色は何も遮るものがなくて、中庭、そして夜の星たち、さらに明るいリビング、この景色を見ながら入るお風呂は筆舌に尽くしがたいものがあります。
また、Uさん夫妻の趣味を詰め込んだガレージも忘れてはいけません。バイクに自転車、山登りの道具と。遊びをたくさん詰め込んだ空間になりました。ガレージの奥にも扉をつけて、ガレージから中庭への動線もつくりました。
住んでみて感じたのが無垢の床や漆喰の壁などの自然素材の心地よさ。はじめはそれ程自然素材にこだわっていたわけではなかったのですが、床を歩いた時、床に座った時に感じる無垢の木の肌触りや清涼感をも感じる事のできる室内の空気の気持ちよさはご夫妻の生活になくてはならないものになったようです。
これから、外構や中庭を徐々に作っていく予定。それによってこの家の表情がどのように変化するのか?それもこれからの楽しみです。
U邸はUさん夫妻の人生観をそのまま表現したような【リラックス】と【楽しい】が同居した家になりました。

施主様からの要望

・露天風呂のようなお風呂。
・生活感を排したリゾートホテルのような空間。

コンセプト

リゾートホテルのようなrelaxingガレージハウス

設計のポイント

・お風呂から中庭やリビングの明かり、そして夜空を見たときの視線の抜け方や空間の広がりを考え設計しました。
・間接照明等を生かしてリゾートホテルのような空間を演出しました。