西東京I邸 南国の風が吹くガレージハウス

 奥さまの希望は「アジアンテイストなインテリアが似合う家!」
そんな家を目指し家づくりはスタートしました。元々好きで揃えていたアジアな雰囲気のシンプルで素敵な家具たち。この愛すべき家具が似合うような空間を、ということでまず使ったのが沖縄産のサンゴの漆喰。ナチュラルな雰囲気の壁模様は、南国の温かな風を運んでくれそう。そして、この家の大きなポイントのひとつとなっている”収納”もアジアな空間づくりに一役かいました。「とにかく収納を多く作って欲しい」というご夫婦の要望。それを実現させ、リビングのテレビまでも収納の中に隠したほど。そして、その結果、物の少ないシンプルな空間が出来上がり、今まであった家具たちを一層引き立たせることになりました。
 リゾートのような明るくてキラキラとした空間作りに一役買っているのが採光と空間の取り方。リビングからウッドデッキまで、各空間には、つながりをもたせ、空気や視線が抜けるように工夫をしました。そのおかげで、ウッドデッキの脇にあるお風呂はまるでリゾートホテルのオープンバスのよう。景色がひらけた開放感のあるお風呂が出来上がりました。
 一室だけ毛色の違う和室。奥さまが和服の着付けをやっているのでここにもこだわりが。シンプルでモダンな和のイメージ。バランスよく配置された、壁面のつくり棚、そして和のインテリアが空間を引き締めます。
 アジアンテイストが奥さまの要望なら、ご主人の一番の要望は、なんといっても”ガレージ”。その空間は、ご主人いわく「ガレージというより僕の部屋」とのこと。車のメンテナンスをするだけじゃなく、サーフボードを置いたり、収納が充実していたり、そこは、まさに趣味の隠れ家。光をたくさん取り込んだ明るい空間で、趣味に没頭できて、なおかつ心からリラックスできて、そんな心地よい空間を実現しました。

施主様からの要望

・アジアンテイストな家具が似合う家。
・愛車をかっこよく眺めたい。
・収納はとにかくたくさん欲しい!

コンセプト

南国の風が吹くガレージハウス

設計のポイント

・沖縄産のサンゴの漆喰を使い、ナチュラルな雰囲気に。アジアンテイストの家具が似合う空間を作りました。
・車のメンテナンスをしやすいように大きめガレージ。そして自分の部屋のようにリラックスできる空間を作りました。
・家具を置かなくてもすむように壁面収納やウォークインクローゼット、屋根裏収納までつけました。